『人が苦労して得た知識や経験は、誰もその人からは奪えない』
~ RIE ~
何と素晴らしい言葉でしょう。
本日はフィンランドに留学しているリエちゃんに、少しだけインタビューしてきました。
インタビュー中に飛び出た上の言葉を聞いた瞬間から、このブログの記事の出だしを決めておりました(笑)。本文中にも出てきますので、皆様是非、見落とさぬようお願いいたします(笑)
フィンランドの大学に留学している彼女は写真を撮るのが趣味で、卵かけゴハンが大好きな女の子。僕の質問にも終始笑顔で答えてくれました。
偶然にも、ワイフの卒業した大学に今交換留学で来ていたということで、早速色々聞いてみました。
目次
留学の際の住まいって?

「ではリエちゃんよろしくお願いします!」
はい、お願いします。
「では早速なんですが、今日どこから来たんですか?今どこに住んでるんですか?」
ホアスに住んでます
「ホアス?」
ホアスっていうのはフィンランドの会社で、例えば私は〜の大学に行きたいって言えばホアスが管理している所に住めるんです。私の場合はシェアフラットで、一人一部屋あるんですが、女6人でトイレやシャワー、キッチンをシェアしていました。
「ホアス。始めて聞きました!え?高い?(笑)」
月400ユーロでした。一人で住むことを考えたら充分やすいと思いますが、6人もいればもう少し安くてもいいのかな〜って思いましたね(笑)だけど家具とかも全部ついているのが良かったです。
「友達とかで申し込むこともできるんですか?」
できますよ!例えばカップルとかで申請すればそれに応じた物件を紹介されたりするんですよ!
「そんなのがあったんですな。留学する前からホアスは知ってたんですか?」
いえ、私が留学したいことを留学先の大学に伝えると、フィインランドの大学側から、自分で部屋を探すか、ホアスにお願いするか、どうする?って感じで聞かれたんですよ。自分でなんてもちろん大変そうだったので私はホアスにしましたね。
HOASで情報は見れますよ!
消去法でフィンランド!?

「なんでフィンランドにしたんですか?」
消去法でフィンランドになりました。(笑)
「え?(笑)」
(笑)日本の大学ごとに交換留学先のリストみたいなのがもちろんあって、それを見たときに、人気がある国、例えばアメリカとかにはその時あまり興味が持てなくて、で、何よりも旅とか写真が大好きだったんです。となればヨーロッパにまずはすごく憧れがありました
「ほうほう。」
旅がしやすんいんですよ。シュゲイン加盟国なら出国の際なんかもとても簡単ですし、いろんな国にアクセスが良くて、現に私、10か国以上回ってきました。
「一年足らずでそんなに。。すごい」
はい。留学前からそういった理由もあって、まずはヨーロッパに目を向けた時に、例えばドイツとかフランスに留学するとなれば、ある程度その国の語学レベルが必要だったんです。さらにその大学によっても、求めてくる語学レベルは異なってくるんです。
イギリスやアイルランドはとても日本人も多いと聞いたので、選択肢からは外れました。
『ほほ〜う、で残ったのが?』
スウエーデンとフィンランドですね。ちょうど私の代から大学の交換留学先として選択できました。始まったばかりということもあり、情報も少なかったんです。
何よりも、どっちの国も教育水準がとても高くてとても迷いました。
「では今フィンランドにいますが、決めては何だったんですか?」
フィンランドの方が都市に近かったってていうことが決め手でした。
フィンランドの事なんて知らなかった

「くる前のフィンランドに対するイメージは?」
いやぁ~~(笑)
それが全然知らなくて、、
あ、マリメッコフィンランドなんだ〜。
あ!ムーミンもフィンランド何だ〜!
あ、オーロラ、ふぅ〜んwみたいな感じでした笑
「わっかるわ〜!俺と全く同じですやん!フィンランド人と結婚してなかったら、きっと今でも全然知らないもんな〜(笑)いまだに関西の友人なんかは、おい、お前のフィリピン人の嫁は元気か?ってボケなしにマジメに聞いてきますもんねw。これ、あるあるやから俺らの世代(笑)」
だからくる前はあまりフィンランドに対する憧れとかのイメージって正直あまり無かったですかね〜。けど実際に来てみて思うのは、すごく住みやすいなって思いますし、フィンランドが好きですね。
「だって、RIEちゃん実際、留学を終えて、前の5月に帰国したのに3週間後にはフィンランドに二回目の夏留学でここにいますもんね笑。」
はい(笑)夏のフィンランド本当にいいんで、夏をフィンランドで満喫したくてまた来ちゃいました(笑)
「フィンランドに来てみてギャップはなかったんですか?」
はい、もちろん日本との違いとか驚くことは沢山ありましたけど、〜のイメージと違っててショックだったってのは全然ありませんでしたね。
来てからの印象

「フィンランドブランドとか好きだったんですか?」
私、マリメッコとかも最初は、私のタイプじゃないな〜って興味なかったんですが、実際住んでみてマリメッコ来てる人とかみてたらいいな〜って思うようになりました。フィンランドの人って自国のブランドを愛してますよね?
「ですね!食べ物もメイドインフィンランドが好きですもんね、フィンランド人は。」
はい、なんかフィンランドの現地の人とかが自然にマリメッコのワンピースとさらっと着てるのみたら、あ、素敵だな〜ってやっぱり思っちゃいますもんね。フィンランドを愛してるのかな〜って。
「フィンランド語に対する印象ってどう?」
ん〜実は英語もフィンランド人の方々は大体みんな話せますし、実際大学でも留学生は結構英語で話してて、留学生たちは特にフィン語の授業とかも、まあ取らなくてもいっか〜って感じであまり勉強してないのかもしれませんけど、私は一年住むし、できる限りフィンランド語も勉強するようにしてるんです。とても難しいです(笑)
留学後の自分

「留学後、考え方変わった?」
めっちゃ変わりましたね!
「お!例えば?!」
ん〜ありすぎてパッと出てこないですね(笑)
「ですよね(笑)」
最近すごく思うのは、日本で住んでたら同じコミュニティーの人や似たような状況の人、例えば大学なら大学の人としか絡むチャンスがないんですよね。
けどフィンランドなら、大学へ行く前に社会人の経験をしてから大学に来ている人とかたくさんいるし、大学にいるだけでいろんなジャンルの人と会う機会があるんです。年齢にしろ、何にしろ、良い意味で線引きがないんですよね。いろんな人と知り合えるチャンスなんで、フィンランドに限らず留学を考えている方がいれば是非お金がなくなってもいいからトライするべきだと思うんです。
留学してから、
「とりあえずやってみよう。」
「とりあえず情報集めよう」
「とりあえず会ってみよう」
って感じで、一人で頭の中で考えるのではなく、すぐ行動できるようになりました。日本に帰ってから何をするか決めていて、それもそういう行動が生んだ一つの目標なんです。一期一会だなって本当に思います。人と会うチャンスは逃してはいけないな〜って思いました。
「うんうん。経験するこ事にお金を使うのはいいですよね」
はい!私の親は経験にお金を使うことにすごい賛成してくれるんです。
おじいちゃんが毎回言ってたことなんですけど、
「人が苦労して得た知識、経験は誰かがどんなに欲しくてもその人からは奪えない」
って言ってたんです。
「しみるお言葉。。」
出会いについて聞かせて?

「フィンランド人の友達はすぐにできた?」
実は結構難しいです。というのも大学で休み時間とかになるともちろんフィンランド人たちは母国語で話すのが楽なので、フィン語で話をしている中に英語で入っていくのは結構勇気がいりますね。
共通の趣味やサークルなんかがあればフィンランド人でも友達にすぐなれるでしょうけど、私の大学はサークルとかがあまりなかったのでかなり自分から行動しないとダメだと思いました。
ちなみに留学して最初に行われる大学でのオリエンテーションとかに行けば、同じ留学生の仲間を見つけられて良いスタートを切れるかもしれません。
「女の子が留学した場合、彼氏とかってできそうな空気?」
さっきも話したサークルや、共通の趣味が合う子がいればフィンランド人の彼氏とかもできると思います。あとは日本に興味がある人とかだと、もしかしたら向こうから歩み寄ってくるかもしれませんね♪人それぞれだとは思うんですが、日本人と違ってフィンランド人は良い事も悪いことも、日本人よりははっきり言ってくるので、そんな事がもしあったらビックリしないようにして欲しいですね。
フィンランド留学時の必需品?

「持ってきてよかったものは?」
これはもう、絶対に文房具ですね。特に、ペンとルーズリーフ。
ペンは日本のものの方が絶対にいいですし、こっちで買うと本当に高い。
無印のボールペンとかを持ってきて、本当に良かったなって思います。
ルーズリーフはこっちであまり見かけないんですよ。
「めっちゃわかります!僕も今語学学校に通っているんですが、ルーズリーフが無くて困ってるんですよ。」
多分、フィンランド人の方たちは皆んなノートを取らずに授業でのことをパソコンにそのまま打ち込むんですよね
「た、確かに、、ワイフもそんな感じや。。」
そう。だから私も途中からノートパソコンを持っていくようになりましたね。ペーパーレスですかね。
「あとは?」
生理用品ですね。絶対に自分で使い慣れている物を多めに持ってくる方がいいと思います。
色々なものを試してみたんですけど、フィンランドのもの全部大きくて(笑)
「なるほど〜。これは初耳ですね」
わたしもあとで母に送ってもらったりしました(笑)
「持ってこなくていいものは?」
これ、絶対ブログに書いてくだい!日本食(お米)とか、あとは絶対にコートとかブーツは持ってこなくていいと思います。日本食は実はアジアンマーケットで、どうしても食べたくなったら買えます。
「ですよね。出汁とかお米とか、売ってますからね。ブーツとかはなぜ?」
はい。日本で買ったら高いですし、雪がたくさん降る国なので冬用のブーツとかの種類も豊富で、日本より安いものはたくさんあります。現地で実際にフィンランドの人たちがどんなものをどんな時に履いてるか自分の目で確かめてから、フィンランド購入した方がいいです。本気のブーツ買っても以外と街中では履かなかったりしますから。冬用のコートとかウィンターブーツは持ってくるときも幅をとるし、現地調達がオススメです。
『うんうん、確かに言われないと気づかないですよね』
みんなに一言
フィンランドに限らず、今までとは違う環境で暮らすということは、その後の自分に大きな影響をあたえてくれる貴重な経験だと私は思います。国によって出来る経験も違います。例えばフィンランドのことが何もわからなくても、少しの興味さえあれば是非一歩足を進めてみて欲しいです。やらずに終わるのは一番もったいないです。やらぬ後悔より、やった後悔ですよ!!

「では最後に最初の名言、お願いします」
(爆笑)嫌ですよっっw
「改まったら嫌ですよねw。今日はありがとうございました。」
ありがとうございました。
インタビューを終えて
今回とても楽しくインタビューさせていただきました。
僕もなぜ昔留学すればよかったな〜と、楽しそうに話すRIEちゃんを見て思いました。今まで何人かの留学生に会いましたが、『フィンランドはなんとなく選んだのに、めっちゃ好きになった』という方がちらほらいます。
フィンランドには何かそうさせる魅力があるんでしょうね!